名古屋城に行ってきた

2023年3月名古屋城に行ってきた。

名古屋城(なごやじょう)は尾張国、現在の愛知県名古屋市にある。大天守に上げられた金鯱が有名で「金鯱城(きんこじょう、きんしゃちじょう)」とも呼ばれる。大阪城、熊本城とともに日本三名城にあげられることも。

 

名古屋城関ケ原の戦いの後、徳川家康が築城してそれから明治維新まで徳川御三家の筆頭とされる尾張徳川家の居城だった。1945年の名古屋空襲で本丸のほとんどが焼失してしまい1959年に鉄骨鉄筋コンクリート造の天守閣が再建された。

 

行った時は耐震工事中のため天守閣には入れなかった。外から近づいて写真を撮るだけしかできなかったのが残念。ちょっとした展望台のような場所があり、そこからだと金のしゃちほこが2つとも見えた。

 

内部見学ができたのは本丸御殿だけ。建物は2018年に復元工事が終わったからかきれい。焼失を免れた障壁画や屏風や武具が展示されており、虎と豹がいる金の屏風が目立っていた。当時は豹が虎のメスだと思われていたらしい。他は鶴とか松とか竹林とか。

 

障子とか天井とか襖の手をかけるところには豪華な装飾がしてあった。黒と金の組み合わせは煌びやかさがある。木彫りの立体感がすごかった。設置してある消火器の色は雰囲気に合わせたのかシルバー。

 

将軍専用の風呂場である湯殿は建物はつながっているが入り口は別。一度に15人ずつしか入れずガイドが10分間の説明をしてくれる。ちょうど行ったタイミングで行列ができていたのて20分くらい待った。湯をためる風呂ではなくサウナ式蒸風呂なので天井が低いだけの部屋にしか見えない。

 

名古屋城には豊臣方への備えという役割もあったようだが、軍事施設として使われたこはなく客人がよく招かれていた。だから徳川の権威を見せつけるための豪華絢爛な城になったのだろうと思う。また工事が終わったら天守閣にも入ってみたい。