戦争は時間も資源も人命も無駄に消費するものである。第一次・第二次世界大戦を経て国際連合が設立され、世界はあるていど平和になったと思ったのに今になって意味のわからない戦争を始めるとは思わなかった。
近年で最大のショックだったのが2022年のロシアのウクライナ侵攻。プーチンが大国ロシアを復活させるためとか意味不明なことを言ってウクライナに攻め込んだ。なんの正当性もないけどこんなことが認められていいの?各国も初めは批判していたが経済制裁するくらいで止められず、4年たってもまだ侵攻は続いている。ウクライナへ支援疲れして支援停止する国も問題だが、ロシアに軍事・技術支援している中国は力による支配を認めているのと同じだし、ロシアに兵器供給や部隊派遣している北朝鮮はロシアと同罪。
2026年のイスラエルとアメリカによるイラン攻撃もショック。開戦の理由はイランの核開発や弾道ミサイル開発を安全保障上の脅威とみなしたから、らしいけど本当?核兵器もってる国は多い順にロシア、アメリカ、中国、フランス、イギリス、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮でありアメリカとロシアだけで世界全体の約9割を占める。核を多く持ち各国に脅しをかけながらウクライナ侵攻しているロシアや日本近海に弾道ミサイル落としまくってる北朝鮮のほうがよっぽど安全保障上の脅威ではないの?
それにイランには反米の歴史があるが核については2015年にオバマ政権が核合意をして経済制裁の解除を交換条件にイランの核開発制限をしていた。それなのに2018年に第一次トランプ政権が一方的に離脱して制裁を復活してイランの核開発の動きを再活発化させ、2026年に第二次トランプ政権が核開発を理由に攻撃とか意味不明。核兵器を持ってるアメリカが「お前は持つな」もおかしいことだが。
2003〜2011年のイラク戦争でもアメリカは似たようなことをしていた。ブッシュ大統領はイラクが大量破壊兵器を保有しており世界の安保環境を脅かしていることを理由に開戦したが、戦後大量破壊兵器は見つからず。この戦争で小泉純一郎首相はアメリカを支持すると言い日本はアメリカに追従して自衛隊派遣までした。結果、日本はイラク政府への債権放棄にイラクの原油輸出減少による価格高騰と不利益しかなかった。
2026年に高市早苗首相が戦争始めたトランプと良好な関係をアピールしたのは不満だが、要請に対し自衛隊派遣には慎重な立場をとっているのは安心。既に日本はイランのホルムズ海峡封鎖によりガソリン代や物価の高騰と不利益を受けているが。イランが海峡封鎖するのは世界の原油輸送の20%の通過を止めてエネルギー供給に大きな影響を与え国際世論の批判をアメリカに向けるため。アメリカが勝手に始めた戦争のせいで生活が苦しくなっているのに助けてくれと言われて助けるわけがない。
アメリカは2003〜2011年のイラク戦争だけでなく、1965~1975年のベトナム戦争、2001〜2021年のアフガニスタン戦争でも正当な理由なく戦争を始め無駄な被害を増やしている。なぜ歴史から学ぶことができないのか。そういえば大学生の時にトルコ旅行をあきらめた原因であるイスラム国(IS:イスラム過激派テロ組織)は、アメリカがイラクのバース党員を一斉追放した結果職を失った元軍人たちの一部が参加したことで武装勢力拡大したらしい。迷惑な話である。
なぜロシアもアメリカも正当な理由なく戦争を始めることが認められているのだろうか。国連憲章では、国家が他国を武力で攻撃することは原則禁止されている。例外として認められているのは自衛権の行使か、国連安全保障理事会の承認がある場合だけ。ただし国連安全保障理事会の常任理事国はアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国の5カ国で、このうち1カ国でも反対すれば他のすべての理事国が賛成していても決議は否決される"拒否権"が与えられている。
つまりこの5カ国が自国の利益のために他国を武力で攻撃することを国連では止められないということだ。なぜ世界の平和と安全の維持を目的とする国連がこんな不合理なシステムになっているのか。そもそも常任理事国5カ国は第二次世界大戦の主要な戦勝国である。ただ第二次世界対戦の時に勝った側についていたというだけでそれ以前の戦争の罪がなかったことのように扱われ強力な特権が与えられるのは納得できない。
しかもこの5カ国が核兵器持ってるんですが。近年でも自分勝手に戦争を始め拒否権を行使しまくっているロシアとアメリカ。核兵器2回も使って民間人を大量虐殺したアメリカ。過去に世界を侵略・植民地化しまくったイギリスとフランス。第二次世界大戦後に石油産業の利権のためイラン政権を転覆させたイギリスとアメリカ。領海侵入を繰り返し国際法を無視する中国。こんな5カ国に世界の平和を託すなんて正気じゃない。
ロシアのプーチン支持率は83%から下降したとはいえ69%、報道統制や政治的圧力が強いから?だが移民の国であるアメリカでもいまだにトランプを支持する国民が40%もいることが信じられない。メキシコとの国境近くの州の人が壁によって移民が少なくなったからとか、性別は男女しかないという考えが信仰と一致しているとか。そんな理由で?自国の兵士が他国の人間を殺すことに罪悪感はないのか。自分ならプーチンにもトランプにも絶対投票しない。
有力な対立候補を排除し政府に批判的な言論を厳しく制限しているロシアでは投票は意味のないものなのかもしれないが。同じく言論規制の厳しい中国の選挙制度では国民は国のトップを選ぶこともできない。トップを選べる国でも差別主義者のボケ老人が選ばれることもあるし。
そういえば2025年の日本の首相高市早苗による国会での答弁「台湾が武力攻撃を受けた場合、これは日本の存立危機事態になり得る(集団的自衛権を行使できる)」に反発して中国は数々の嫌がらせをしてきた。
中国政府が日本への渡航を控えるよう注意喚起、レアアースの輸出禁止、パンダ返還、日本映画3本の上映延期、日本人アーティストの中国公演を急遽取り止めなど。登別温泉のホテルで中国人観光客うるさすぎたから来てほしくないし、レンタル料金1億超のパンダなんか要らないけど、ライブ急遽中止とか中国国民にとっても損じゃないのか?
そもそも内政干渉に当たるって中国は自国の領土を支配するために武力攻撃するつもりなのか?台湾は実質独立国のようなものだから利権を得るために支配下に置きたいにしても自国の国民を攻撃するなんて信じられない。
中国の日本への嫌がらせはこれが初めてではない。2010年の尖閣諸島中国漁船衝突事件でも、歴史的にも国際法的にも日本の領土である尖閣諸島を中国国有の領土だと主張し報復として似たような嫌がらせをしてた。またかという感じ。
2026ワールドカップではロシアは大会追放なのに、アメリカは参加しレッドカードもらったアメリカ選手がトランプの要求で次戦に出場。開催国アメリカがイラン代表に前日入国しか認めず。FIFA会長と蜜月で戦争おこしたトランプがFIFA平和賞。と意味がわからないニュースばかりでうんざり。顔を見るだけでイライラするトランプを消しゴムマジックで排除したくなる。
持続可能な世界を目指すSDGsはいったいどうなったのか。2016年に始まったSDGsは目標16で平和と公正をすべての人に、あらゆる争いごとをなくしみんなが安心して参加できる平和な社会をつくることとしている。戦争では経済の不平等や環境破壊などあらゆる目標達成が阻害されSDGsにおもいっきり逆行している。
落第忍者乱太郎40巻で土井先生が「いくさとはもったいないものさ浪費と破壊と消耗そこからはなにも生み出すものはない」って言ってたけどまさにその通り。過去に戦争で技術発展したとかいう意見もあるが、近年は科学技術飽和してきてるし殺戮と破壊の技術なんて必要ない。
どうすれば戦争をなくすことができるのだろうか。ロシアとアメリカとイスラエルと中国と北朝鮮のトップが変われば世界は平和になるのか。よくわからない理由で戦争が始まってしまう現実はフィクションよりも怖い。
『鋼の錬金術師』ではアメストリスの軍人がイシュヴァール人の子どもを誤射し殺してしまった事件をきっかけに内乱がおこった。家族や友人を殺されたからで復讐を繰り返していたらきりがなくなるが、身内を奪われた怒りの感情は理解できる。
『進撃の巨人』ではエルディア人が巨人になる悪魔で世界から抹殺しないといけないと考える壁外人類に対抗するために開戦した。マーレが戦争責任をエルディア人に押し付け不満のはけ口にしてたから、エルディア人が生き延びるためには戦うしかないというのはわかる。
そういえば『機動戦士ガンダム00』で4機のMSを所有して戦争・内乱など世界中のあらゆる武力紛争に同じ武力をもって介入し戦争根絶を目指すソレスタルビーイングという集団がいた。現実にはMSなんてないが絶対的強者が武力で戦争を止めるというのは戦争抑止になるのではないか。
AIに世界から戦争をなくす方法について聞いても国家間の外交を強化するくらいで、それをしたところで戦争がなくなるとは思えないし、国際法を無視する奴らもいる。私たち一人ひとりが偏見を持たず他者への理解を深めることが大事って国民に洗脳教育をしたり大統領のトップダウンで動く国がいる以上どうしようもない。
とりあえず核兵器は3日後に必ず爆発し今ある場所から動かすことはできない、爆発を止める方法は核兵器を破棄することだけ、という超常現象がおこれば核兵器を持つ国はいなくなり世界は少しは平和になるだろうか。
一個人が戦争をなくすためにできることは特にない。戦争はあってはならない、やるべきではないと声をあげることくらいしかできないが、それだけは続けていこうと思う。