玉ねぎが一年中食べられるのは種類の違うものを使い分けているからだった  

玉ねぎはありとあらゆる料理に使える野菜だ。火をとおせばカレーや煮物、生のまま刻んでサラダにすることもできる。血液をサラサラにする効果もあるらしい。そんな玉ねぎが一年中食べられるのは、種類の違うものを時期をずらして栽培しているからだということを最近知った。

 

玉ねぎには4,5月に植える春まきのものと、9,10月に植える秋まきのものがある。春まきのものは北海道以外の全国で栽培されており、秋まきのものは北海道で栽培されている。北海道では全国の5割強の玉ねぎが作られており、全国の玉ねぎの収穫がない時期は北海道の玉ねぎがスーパーなどに並んでいる。

 

春まきの玉ねぎには3つの種類がある。早生(わせ)、極早生(ごくわせ)、晩生(おくて)だ。この3つは植える時期と収穫の時期が少しずつずれているため、使い分けることで長期間玉ねぎを食べ続けることができる。これと北海道の玉ねぎを合わせることで一年中玉ねぎが食べられるようになっているというわけだ。

 

あたりまえのようにスーパーに並んでいる野菜だったので気にしたことはなかったが、ハウス栽培をせずに一年中玉ねぎが食べられる仕組みになっているのは驚きだった。早生は甘いが、晩生は辛いものが多いなど味の特徴もあるらしい。今度から今の玉ねぎはどの種類のものか意識して買ってみるのもいいかもしれない。