スマホの機種変更+乗り換えは半日がかり

2021年10月スマホの機種変更と乗り換えをした。というかスマホ通信会社の乗り換えと同時にスマホも新調したと言ったほうが正しい。スマホになってから会社を乗り換えたのは2回目である。1回目はauからmineoへ、今回はmineoから楽天モバイルへ。


乗り換えが初めてじゃないとはいっても前回が3年半前なのでほとんど記憶にはない。覚えているのはauのような大手キャリアからスマホを変えずに転出するときは、手続きの前にSIMロック解除が必要なこと。それをメモしていたにも関わらず解除を忘れてしまい、仕方なくau店舗まで行って3 千円支払った苦い経験がある。


今思い出してもはらわたが煮えくりかえる。SIMロック解除は数分で終わる簡単な手続きなのに3千円もとるわ、MNP転出手数料でさらに3千円とるわ、契約から2年後の1ヶ月の間に解約しないと解約料を1万円近く持っていくわ。格安SIMではSIMロックも解約料もなくなったのがうれしい。MNP転出手数料も2021年4月1日から多くの携帯電話会社でなくなった。大手3社やポケットWi-Fiの解約料も早くなくなってほしい。


今回は格安SIMであるmineoからの転出だったので、SIMロックや解約料は気にしなくてよい。だから楽勝だろうと思っていたのだが、いろいろしているうちに半日以上かかってしまった。


まずは今使っているスマホのバックアップから。連絡先はGoogleへ、写真はSDメモリカードに保存する。うまく移行できなかったときのためにPCにもデータを移しておく。電話番号は同じものを使うので、LINEはパスワードを確認してトークを保存するだけ。


あと銀行のアプリでワンタイムパスワードを使っているものは、登録を解除しておかないといけない。セキュリティの関係で1つの端末でしかワンタイムパスワードを発行できなくなっているため、解除しておかないと新しいスマホで使えなくなってしまう。もし前のスマホが壊れたらどうするんだと思ったが、郵送などの手続きをとればなんとかはなるらしい。面倒だがお金を守るためには必要なのだろう。まあ新しいスマホで再申請したら自動的に前の端末では使用できなくなるようにしてもいいと思うが。


今回は電話番号を変えずに乗り換えるので、今のスマホからSIMカードを抜く前にMNP転入手続きもしておく。手続きが終わったらネットも電話も使えなくなったのを確認してスマホの電源を切る。


ここまでできたら次はSIMカードとメモリカードのセットてある。これが1番神経を使う。今のスマホも新しいスマホもカードトレイを引き出すのにピンが必要である。どのピンも似たようなもんだろうと思って新しいスマホのピンを今のスマホにも使ってみたが開かない。仕方ないので今のスマホ購入時の箱からピンを引っ張り出してきて使うとすぐに開いた。捨てずにとっておいてよかった。機種によって微妙にピンの長さや太さが違うみたいだ。


SIMカードには指紋をつけないほうがいいらしいので、手袋をつけてから丁寧に切り離す。切り込みが3つもあるので3回も切らないといけないないのかと思ってたら、2回で運よく真ん中の切り込みまで切れた。あとは向きをよく確認してSIMカードとメモリカードをトレイの上に乗せる。このときトレイを傾けてカードがすき間に入ってしまうと取り返しがつかないので、机の上において水平を保ったままゆっくりトレイを閉める。これで一安心。


あとはスマホの初期設定とデータ移行をするだけだ。Googleのアカウントから連絡先データを取り込み、メモリカードから写真データを見れることを確認する。LINEはアプリをダウンロードとしてパスワードを入れログインすると、トークが引き継がれ前の機種では自動的に使えなくなった。銀行のアプリはダウンロードしてログインしワンタイムパスワードの再発行手続きをする。


その他の利用していたアプリもダウンロードしホーム画面に整理して並べる。初期設定でONになっているバイブをOFFにして着信音を設定しマナーモードに。新しいスマホOPPOなのだがホームボタンの戻るボタンが左右逆になっていたのに絶望した。今まで使っていたスマホはすべて戻るボタンが左にあったのに…慣れるのに時間がかかりそうだと思っていたら、検索でボタン配置を変えられることを知りすぐに設定する。よかったよかった。


最後に電話やメールが使えることを確認。楽天モバイルではRakutenLinkというアプリを使えば国内通話が無料になる。というかそこに惹かれて楽天モバイルに乗り換えた。さっそく家族に電話をかけてみると問題なく通話できた。これで機種変更は完了である。いろいろ調べていた時間も含めれば半日以上かかった。


今回は格安SIMであるmineoからの転出だったのであまりストレスがなかった。申し込むときのMNP予約番号発行も深夜にWeb上で手続きしたら翌朝メールで送ってくれたし。auのときは昼間に電話をかけなければならず、しつこくはなかったが引き止めや、番号を間違えないように聞き取ってメモするのがストレスだった。あと契約開始の2年後の1ヶ月のうちに解約しないと解約料をとられるうえに、25ヶ月目からは割引がなくなって月額料金が2倍になるので早く乗り換えないといけないというプレッシャーがストレスだった。それと比べたら今回は楽勝である。


スマホ通信会社の乗り換えを検討するうちにいろいろ調べていて驚いたのが、スマホの料金プランがどんどん安くなっていることである。3年前は格安SIMでも3ギガで1600円くらいが当たり前だったのに。そういえば今年の2月にmineoの3ギガプランがなくなって5ギガ1500円くらいのプランへ変更させられたな。容量が増えて安くなるのでうれしかったが、それが平均になっていたとは。5ギガも使う月はあまりなく持て余していたので楽天モバイルに乗り換えたというのもある。楽天は3ギガまでなら1078円である。


楽天モバイルは契約時の事務手数料も無料になっていた。auでは当然のように3千円とられ、mineoでもエントリーパッケージを使わなければ3千円だった。まあ800円くらいでエントリーパッケージを買えたのでmineo契約時はそんなに払っていないが。


mineoでは400円くらいとられていたSIMカード発行手数料も楽天モバイルでは無料である。これには楽天モバイルは他社の回線を借りるのではなく自社回線を使っているからという理由があるらしい。


各会社の競争でスマホの利用料金が安くなることは喜ばしいことだが、安くなりすぎるとサービスを維持できるのか不安になる。mineoには不満があったわけでない、ただ楽天モバイルのほうが今の自分には合っていただけだ。auには2度と戻りたくないが、mineoには機会があれば戻ってもいいと思う。スマホの利用料が安くなりすぎるのも不安なので適当な金額でサービスを充実させてくれたらいいなと思う。