自転車が壊れた思い出

物心ついたころから自転車は自分にとって1番よく使う移動手段である。それは自動車運転免許をとった今でも変わらない。通勤にも買い物にもいつも自転車を使っている。それだけ自転車と長くつき合っていれば、自転車が壊れた思い出もたくさんある。


中学生のときはパンクしない自転車を2万円くらいで購入。確かにパンクはしなかったが、タイヤ以外のところがたびたび壊れる。チェーンが3ヶ月に1回くらいのペースで外れたり。ブレーキが効いたまま戻らなくなり、ペダルを漕いでもほとんど進まなくなくなったり。前輪を覆っている泥除け部分が曲がって妙な音をたてるようになったり。3年間使って捨てた。


高校生のときブリジストンの7万円くらいするブランド自転車を買ってもらったところ、使い始めて1日目でパンク。その後もちょこちょこパンクするため、自転車屋へ走っていくはめに。3年目くらいに9千円出してタイヤ交換してもらったらあまりパンクしなくなった。5年目にどこかにぶつけた心当たりもないのに突然、金属製の荷台が折れる。折れた部分が尖っていて危ないので、テープでぐるぐる巻きに。7年間使って引っ越しするときに捨てた。


社会人になって中古自転車を知人から譲り受けた。前カゴとベルはは新しいものに取り替える。けっこうサビはあるものの問題なく使えるし、あまりパンクもしない。そう思っていたら自転車の空気を入れるところの先っぽの金具とフタが失くなる。新しい自転車を買うしかないかと絶望していたら、知人に金具とゴムのフタが100均で買えることを教えてもらう。すぐに買ってきて取り付け、空気を入れるとあっさり直った。よかったよかった。


振り返ってみると、高い自転車だからといって必ずしも壊れにくかったりするわけではないようだ。運が良ければ安いやつでも長いこと問題なく使えたりする。


最近流行っているという噂のスポーツバイクには乗ったことがなく、今のところママチャリ一筋である。ママチャリは安いし、カゴに荷物を入れられるし、前傾姿勢にならなくていいところが気に入っている。さらにあまりメンテナンスしなくても壊れにくいというメリットもある。自分は今まで自転車の手入れというものをやったことがない。ペダルが重くなってきたなと思ったら空気を入れるくらいなので、スポーツバイクにしたらすぐに壊れてしまうだろう。


スポーツバイクだと長距離走れたり坂道を登るのが楽だったりすると聞く。だがママチャリでも10〜20kmくらいはときどき移動してるし、坂道は押して歩いたほうが楽じゃんと思っている。いつか自転車で山を越えたくなったらスポーツバイクを買うかもしれないが、当分はママチャリを使い続けるつもりである。