6泊7日の北海道旅行

2023年9月に6泊7日の北海道旅行に行ってきた。西から東へ北海道を横断する旅。函館空港からレンタカーを使って観光しながら中標津空港まで行く。ホテルは6泊ともネットで事前に予約済。

 

乗り継ぎする羽田空港で昼食に割高なカツサンドを食べて、15時過ぎに函館空港へ到着。すぐにレンタカーを借りて出発。

 

1日目はカトリック元町協会、旧函館区公会堂、函館山ロープウェイカトリック元町協会は開放されており、イエス・キリストが捕まって十字架に磔にされるまでの壁画が見られた。飛行機が遅れてギリギリ16時前だったが間に合ってよかった。函館聖ヨハネ協会は中に入れずがっかり。函館ハリストス正教会は絵画が正面にありイスに座ってゆっくりできるが、さっと見て立ち去った。旧函館区公会堂は300円で中に入れる。建築費用の86%を相馬氏が寄付したそうだ。テラスからの景色がよかった。社交ダンスの会場によさそう。扇風機がところどころに置いてあるだけなのでかなり暑かった。函館山ロープウェイは往復1800円もするのに外国人でいっぱい。展望台についたら景色が見える所を確保するため今いる場所から動けず、日が落ちるまで待機。混雑しすぎていて最上部には上れず。風がよく吹いていたので涼しくてよかった。

 

1泊目は湯の川温泉のイマジンホテル&リゾート函館へ。夕食バイキングのサーモンと甘エビ美味しかった。

 

2日目は五稜郭、北洋資料館、道の駅なないろ・ななえ、サイロ展望台、地球岬五稜郭新選組土方歳三が最後に戦った地といわれているが、行ってみるとランニングや犬の散歩をしている人ばかり。観光地というより地元の公園という感じ。五稜郭の星形をイメージしながら鋭角の地形を歩いて見て回った。北洋資料館は五稜郭の駐車場料金が2時間無料になるから行ったのだが、入場料100円とは思えない充実した展示だった。巨大なトドの剥製に鮭缶やカニ缶、北洋での航海体験ができる映像と動く船もおもしろい。道の駅なないろ・ななえのネギトロ丼は500円とは思えない味と量で満足。サイロ展望台は見晴らしよく風強い。地球岬は水平線がゆるくカーブを描いているような気がする。

 

2泊目は登別温泉のホテルまほろばへ。露天風呂が3種類あり自分が行ったことある温泉では一番広い。すべり台も楽しめた。

 

3日目は登別地獄谷、円山動物園サンピアザ水族館、さっぽろ羊ヶ丘展望台。登別地獄谷は草木の生えない山と煙と硫黄の臭いが地獄っぽい。大湯沼が絶景だった。にごった緑の色を見てこれが登別温泉の素かと1人で納得する。円山動物園では期待していたホッキョクグマ肉球やゾウの水浴びは見れず。テナガザルの小ザルが大ザルにちょっかい出しては追いかけられて逃げるのを繰り返すのが兄弟のようでおもしろかった。サンピアザ水族館は入場料1000円のショッピングセンターの横にある小さめの水族館だが、ドクターフィッシュに手を入れた時の感覚や20円の餌やりが楽しかった。骨がスケスケの魚にはびっくり。さっぽろ羊ヶ丘展望台はクラーク像があるという情報しか知らずに行ったら1人600円もとられてショック。景色はいいが他には雪まつりの展示がちょっとあるだけで30分もいなかったので駐車料金にしても高すぎ。行かなきゃよかった。

 

3泊目は定山渓温泉の定山渓ビューホテルへ。徒歩15分のところで岩や橋をライトアップしていた。

 

4日目はファーム富田、サホロリゾートベア・マウンテン、帯広競馬場。ファーム富田はラベンダーの時期は終わっていたが、ベゴニアやキンギョソウは満開で色とりどりの絵画のような写真が取れて満足。これで無料はすごい。メロンパンも焼き立てで美味しかった。サホロリゾートベア・マウンテンは熊のサファリパーク。バスに乗ってゲートを抜けガタガタの道を走って笹やぶの隙間から熊を見つけるとテンション上がる。エリア広いのにいいタイミングで熊がいるなと思っていたら、遊歩道を歩いている時にジープが熊を誘導していることに気づいた。やっぱり野生じゃなくて飼いならされた熊なんだな。ガラス越しに上から落ちてくる餌を待ってウロウロするおじいちゃん熊を間近で見れて満足。帯広競馬場ではばんえい競馬が見られる。豚丼も美味しい。馬は直線コースで450kgのそりを引いて2つの山を超える。山の前で力をためるために止まったりするので早歩きで馬と並走できるのが魅力。普通の競馬より馬がムチで叩かれる時間が長いのでかわいそうに見えてしまった。マークカードに記入して馬券も買ってみる。間違えて買うつもりのない馬に100円賭けてしまったが、馬を間近に見ながら応援できて楽しかった。

 

4泊目はビジネスホテルグランディⅡ。シャワー浴びて寝るだけ。

 

5日目は網走監獄、オホーツク流氷館、能取湖サンゴ草群生地、能取岬。博物館網走監獄では網走刑務所の旧建物が見られる。放射状に広がる5つの舎房を見わたせる中央見張所と受刑者を更生に導く教誨堂はこれゴールデンカムイで見たやつだ!となった。舎房の天窓がおしゃれ。太陽光が入るので天窓によじ登って脱獄しようといている蝋人形がよく見える。網走監獄の囚人たちは北海道開拓のために連れてこられ道路や線路などを作るために過酷な労働をさせられていたことを知った。監視されながら入浴したり食事作ったり農作業したりするリアルな蝋人形がいっぱい。敷地が広く見て回るのに3時間近くかかった。オホーツク流氷館は展示少なく、映像見て流氷が置かれているマイナス15度の部屋でタオルを凍らせる体験して20分くらい。能取湖サンゴ草群生地は赤いサンゴが見られる。9月がベストシーズンでイベントもやってた。能取岬では海を見ようと草むらに入って遊歩道に戻ったらハエが追尾してきて、それに気を取られていたら足を20箇所くらい蚊に刺されてしまった。そんなに高い草は生えてないのに。北海道の蚊こわい。

 

5泊目はコンフォートホテル北見。ビジネスホテルにしては朝食のクオリティ高い。近くの清月本店で赤いサイロを買った。

 

6日目は道の駅うとろ・シリエトク知床五湖カムイワッカの滝、フレペの滝、オシンコシンの滝、天まで続く道。道の駅の鮭イクラ丼2620円は鮭は美味しいがイクラは普通で値段の割に量少なすぎ。知床五湖は9月は植生保護期でヒグマ活動期ではない。だが地上遊歩道でここ数週間は目撃情報がほぼ毎日あり、2日前に入口側と出口側の2箇所で熊を目撃してなかなか帰ってこれなかった人がいたらしく大ループは封鎖されていた。レクチャーを受けて1.6kmの小ループに行ったが、熊と出会うかもしれないという緊張感があり手をパンパン叩いていた。小ループで見たニ湖は目で見た時は感動なかったが写真映えがすごい。熊に会うことなく高架木道にたどり着いてほっとした。カムイワッカの湯の滝は砂利道を走らなきゃいけないし、特徴なく地味だし、予約してない人は入れないだけじゃなく近づけもしない。行かなくてもよかった。熊を見たという土木作業員がいた。フレペの滝までの道のりは軽いトレッキングで滝というより岬。オシンコシンの滝は正統派。水しぶきがすごくてマイナスイオンを感じた。天まで続く道は確かに光が天に向かって上っているように見えた。

 

6泊目はホテル緑清荘。近くで星が見えるという宇宙展望台に行ってみたら街灯ゼロで車のライト消したら暗すぎてびびった。曇ってたせいか星も見えず残念。

 

7日目最終日は神の子池、道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠。神の子池までの道のガタガタ具合がアトラクションのよう。熊目撃の看板があるがいつの情報か不明。ちょっと曇っていたが透き通ったブルーは見られた。道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠からは日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖が見れる。ちょうど晴れてきたタイミングで風が強く雲も適度に流れていて絶景。これぞ大自然という写真を撮りまくった。

 

あとは14時45分の1時間前までに着くように余裕を持って道の駅、スーパーやドラッグストアに寄りながら空港に向かう。ガソリンスタンドで満タンにしてレンタカーを返却し、空港でホタテカレーを食べて帰宅。

 

元々計画していた場所にはだいたい行けたし、美味しいものも食べられたので満足。けっこう歩いたのだが、食べ過ぎたためか体重が3キロくらい増えていた。またダイエットして次の旅行に備えたい。