他人への迷惑を考えない一部の人のせいでその他大勢が暮らしづらくなる世界はおかしい

社会にはルールというものが存在する。ルールの多くはみんなが生活しやすいように作られたものであるが、なかには他人への迷惑を考えない一部の人間のために作られたものもある。そんなルールのせいでその他大勢が暮らしづらくなっていることも。


福祉センター内で飲食可にしていたら、弁当を食べ散らかしてゴミを持って帰らない人がいた。飲食不可という張り紙が出され、ペットボトルのお茶を飲むだけでも外で飲んでくださいと職員が注意するように。


家賃を滞納していて払う意思がないのに退去しない入居者がいた。入居者は法律で守られているため、退去させるためには多く時間と費用がかかる。そこでオーナーや管理会社は家賃を取りたててもらうために、入居者全員を家賃保証会社に強制的に加入させるようになった。保証料は借りる人が全額払うことになっている。しかも初回に家賃の50〜100%、毎月家賃の1〜2%、さらに更新料で1万円取るところもありかなり高額。毎月ちゃんと家賃を支払っている人はなんのメリットもないのに保証料を余計に払うことに。


猫を捨てる、猫をヒモでつなぐこともなく外飼いにする人間のせいで、猫を飼っていない住民が迷惑をこうむる。庭の花が掘り返されたり、木で爪とぎをされたり、敷地内にフンをされまくったり。飼い主に文句をいっても猫のやったことだからとなにも改善されない。猫は保健所に持っていっても引き取ってもらえないので、どうすることもできない。


他人への迷惑を考えない一部の人のせいでその他大勢が暮らしづらくなる世界はおかしいので、迷惑をかける人だけが損をするようなルールを考えていきたい。