登山は上りより下りがきつい

久しぶりに登山に行ってきた。山は登山初心者向けで絶景を楽しめるという評判の伊予富士。

 

標高は1756mだが登山口から頂上までは810mくらい。距離6.1km、上り2時間20分、下り2時間10分のコースである。初心者向けとはいえ定期的な運動習慣のない自分にはなかなかの難易度である。

 

朝9時くらいに到着したが一番近くの駐車場は満車だった。仕方なく少し離れた臨時駐車場へ。そこから歩いて登山口へ向かい案内の看板を見つける。

 

登り始めてすぐはなかなかの勾配で梯子やロープがないと危険な箇所もあったが、しばらく登るとなだらかな道になってきた。そのまま登り続けると急に道が開けた。山のてっぺん近くまで来たからである。

 

そこからは山頂と山頂を結ぶ道筋である尾根をずっと歩いていく感じ。たまに上ったり下ったりはするが、あまり急でなく頂上の景色をながながと楽しむことができた。右に海、左には山々が連なっているところも。

 

道の周りは笹が生えているだけなので、先や後を歩いている人がかなり遠くまでよく見える。山登りでここまで他の登山客の姿が見えるのは新鮮だった。

 

伊予富士の山頂近くはけっこうな急勾配で、道も細かったのでちょっとした崖上り感覚。前を行く人の姿が見えなくなったと思っていたら山頂に着いた。

 

山頂は少し平らなスペースがあったので休憩をかねてパンとおにぎりを食べる。横では湯を沸かしてカップラーメンを作っている登山客もいた。

 

食べ終わって一息ついたら下山だ。上りはちょこちょこ休憩しながら登ったので息も上がらず、あまり疲れも感じていなかったので下りは余裕だろうと思っていた。ところがどっこい、そうは問屋が卸さない。

 

下山し始めると足裏が痛くなり普通に歩けなくなっていった。底が厚めの運動靴を履いてきたが、大きめの石がゴロゴロしてた道が多かったから耐えられなかったのかもしれない。

 

急な下りで靴の中で足が滑ってつま先が靴先にぶつかるのも痛かった。今思えば靴紐がゆるかったのだろう。山頂で靴ひもを結び直せばよかった。靴下も底に滑り止めのあるタイプを履いておけばよかった気がする。

 

湿ってぬかるんでいるところは滑るので、道の左右に生えている笹を掴みながら転ばないように。気をつけながらゆっくりめに歩いていたが、下山するまでに3回くらい滑って尻もちをついてしまった。

 

下っている途中に中級者っぽい二組に抜かされた。スピードが早くあっという間に姿が見えなくなった。

 

ゴール近くになってからがなかなか長く、よくこんなに登ってきたものだなあと自分で自分に驚いた。最後の駐車場までのアスファルトの道が足裏に響いてきつかった。

 

家に帰ってすぐフェルビナクを塗ったが、翌日は大腿四頭筋が筋肉痛に。足が上がらずジャンプもできない。立ち上がるのと階段を降りるのが特にきつい。日常生活でこんなに筋肉使ってたんだな。3日間は引きずった。

 

次に登山する時は靴と靴下の準備や事前の筋トレをして万全の体制で挑みたい。