君はExcel(エクセル)の果てを見たことがあるか

Excelの果てを見たことがあるだろうか。そもそもExcelに果てがあることに気づいてないという人もいるだろう。自分もつい最近まで知らなかった。簡単な表を作ったり合計を求めたりするのに使っているだけなら、Excelの一番端っこを見る機会はそうそうない。

 

なにしろ2007以降のExcelのセルは1万6384列、104万8576行もある。宇宙のようにも思えるくらいの広さだ。2003までのExcelは256列、6万5536行とまあまあがんばれば端にたどり着けそうなほどの広さだったのだが。ちなみにセルとは一つ一つのマス目のことである。

 

右端や下端にあるスクロールバーの矢印を長押ししたとしても、なかなかExcelの端っこにはたどり着かない。スクロールバーを使って端までたどり着くには、かなりの時間と指の筋力を要する。そこまでの努力をしてExcelの果てを見たくはないという人もいるだろう。だがそこで諦めてはいけない。ショートカットキーを使って簡単にたどり着ける方法がある。

 

使うキーはたった2つだけだ。列の端っこを見る場合は[Ctrl]+[→]を押すと飛んでいける。最後の列の名前はXFDであるので確認してみてほしい。行の端っこを見る場合は[Ctrl]+[ ↓ ]を押す。最後の行の名前は1048576になっているはずだ。注意点は必ずExcelになにもデータを入力をしてない状態でキーを押すことだ。

 

Excel にデータ入力をしている場合はキーを押しても、入力しているデータの端っこまでしか飛んでいけない。まあ入力のない範囲まで移動してからキーを押せば、果てまで飛んでいくことはできるのだが。ちなみに[Ctrl]+[ ←][→][ ↑ ][ ↓ ] の矢印キーを押すと、すき間なくデータ入力をして表を作成した場合に、表の端から端まで簡単に移動できるので便利だ。

 

広大で終わりがないように見えるExcelにも果てがあるのだ。見たことがないという人は暇なときにぜひ試してみてほしい。Excelの果てを見ることでExcelへの理解が少し深まった気になるだろう。