Excel(エクセル)でカレンダーの土日に色をつける

勤務表をExcelで作って、休日である土曜日と日曜日に色をつけたいと思ったときに使える方法を説明したいと思う。うちはサービス業だから土日は休みじゃねーんだよ(怒)という人もいるかと思う。そういう人は月曜日と金曜日など、土日以外の特定の曜日に色をつけることもできるので安心してほしい。

 

決まった曜日の日付が入ったセルに色をつけるために使うのは「条件付き書式」と「WEEKDAY関数」だ。この2つを組み合わせて使えばよい。「条件付き書式」は指定した条件を満たすセルに色をつける時に使える。詳しくは以前説明したので省略する。

 

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「WEEKDAY関数」は日付に対して曜日を示す数字を表示する関数だ。曜日によって数字が決まっている。日曜日が1、月曜日が2、火曜日が3、水曜日が4、木曜日が5、金曜日が6、土曜日が7というように。

 

例えば セルに=WEEKDAY(“2019/8/27”)と入力すると3を表示する。2019/8/27は火曜日なので、火曜日を示す3となる。( )の中に日付を入力せずにカーソルをおいた状態で、既に日付が入力されているセルを選択してもよい。日付を入力する場合は西暦も入れて 2019/8/27の形にして、前後を”(ダブルクォテーション)で囲む。「2019/8/27」を「8月27日」の形で表示したい場合は、後から書式設定を変えるのがおすすめだ。書式設定の詳しいやり方についてはまたいつか書きたいと思う。(追記:書きました)

 

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ここからは、日曜日の日付があるセルの行にピンク色をつけたい場合の手順を説明する。まず日付の入力されているセルを含む表の中身を全て選択する。そしてホーム→条件付き書式 →新しいルールをクリックする。新しい書式ルールの画面が開いたら「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックし、ルールの内容に=WEEKDAY($B2)=1と入力して、書式ボタンから背景色をピンクに設定をする。設定ができたらOKをクリックして完了だ。

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日曜日の日付がある行のセルをピンクにする

( )の中のセルは、日付が入力されているセルの中で先頭のものを選ぶと良い。そして日付が入力されているセルがある列を上から順番にチェックしていきたいことを示すために$を使って$B2とし、列だけを固める。これをしてないとExcelがどこをチェックするか判断できなくなってしまうため、セルにきれいに色をつけることができない。

 

同じようにして、土曜日の日付があるセルの行に薄い青色をつける。日付の入力されているセルを含む表の中身全てを選択し、新しい書式ルールの画面を開く。「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックしてルールの内容に = WEEKDAY($B2)=7と入力し、書式ボタンから背景色を薄い青に設定してOKをクリックする。

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土曜日の日付がある行のセルを薄い青にする

こうすることで簡単に土曜日と日曜日の日付のあるセルの行に色をつけることができる。休みが土曜日と日曜日でない場合は、ルールの内容に入力する式の=の右側を曜日に合わせて変えればよい。月曜日なら=WEEKDAY($B2)=2、水曜日なら=WEEKDAY($B2)=4というように。これを利用すれば、出勤表の休みの日を塗りつぶすという単純な作業に時間をかける必要がなくなるだろう。うまく活用していきたい。