外国人の同性愛の見方について疑問に思ったこと

同性愛を扱ったドラマやアニメが増えてきている気がする。同性のラブストーリーをメインにしたものだけではなく、メインは男女のラブストーリーだが職場の同僚や近所に同性愛の人がいるというパターンもある。


このあいだある洋画の感想を読んでいたら、あるキャラクターが同性愛者として描かれているというのを知ってびっくりしたことがある。そのキャラクターをAと呼ぶことにする。Aはある男性の子分で彼を慕っており、行動を一緒にすることが多かった。Aは普段は彼を褒めたり励ましたりしていたが、全く相手にされていない女性を追いかけ回し続けるのには苦言を呈すシーンがあった。それについてAは女を追いかけ回す彼を寂しそうに見ているのだと解説している海外の記事があった。


映画を見たときはAにそういう感情があることに全く気づかなかったし、それを知って改めて思い返してみてもそんな意図がある言動には思えなかった。ラストの方でAが別の男性とダンスするシーンはあったが、それだけで同性愛者だといってしまうのはどうなのか。


また別の洋画で、死んだ仲間の頬にキスするのは彼が想いを抱いていた証拠という解説も見た。自分は外国には恋人どうしでなくてもキスをする文化があるので、仲間にキスすることもあるだろうと思っていた。しかしそうではないらしい。


これが日本の映画なら印象は全く違っていただろう。日本には恋人どうし以外がキスをする文化はない。外国では親しい人なら異性であっても当たり前のようにハグしたりキスしたりする国もある。テレビのバラエティなどで欧米の国の人が知り合いにあった時に、あいさつのようにハグして頬にキスするところなんかよく見る気がする。


そうはいっても外国でも日本以上にパーソナルスペースが広い国もある。他の国の文化や価値観はその国に住んでいる人しかわからないこともあるので、思い込みにはとらわれない方がよさそうだ。