ホラー強化期間に見た映画まとめ

最近ホラーが見たいという謎の衝動にとらわれて見た作品をまとめてみた。

「リング」1998
くーるーきっとくるーに聞こえるテーマでおなじみの貞子の映画。貞子が「呪いのビデオテープ」は見た者を1週間後に呪い殺す。今はあまり見かけることのなくなったVHS(ビデオテープ)がトラウマになる。井戸から出てきた貞子が近づいてきてテレビから出てくるという発想がすごい。だが1番怖いのは貞子が登場するシーンではなく、呪いをとくために夜に井戸に入って貞子の遺体を探すシーン。貞子よりも貞子の父親や、主人公が怖い。

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「貞子3D」2012
さらわれた彼氏を助けるために声技持ち鉄パイプ使いの石原さとみが、カマドウマと化した貞子と果敢に戦うシュールギャグ。リングを見たあとだと貞子のキャラが違いすぎてびっくりする。


呪怨」「呪怨2」ビデオ版 2000
呪怨1と呪怨2はディスクが別だが話はつながっている。2の前半30分くらいは1と同じ内容。そこを飛ばして見れば合わせて2時間くらいで見られるし、復習をかねて飛ばさずに見ても145分くらいなので一気に見るのがいい。伽椰子と俊雄が佐伯家に少しでも関わりのあった人たちをさくさくと呪い殺していくので退屈する暇がない。殺された人からも呪いが広がりだんだんと周りの人が狂っていく感じが怖い。1番やばいやつはまぎれもなく剛雄。血まみれで肉塊を持ち「先生赤ちゃん生まれましたよ、あ、これ女の子ですねえ」と語りかけるシーンは衝撃。伽椰子の階段降り、俊雄のミャー、電話ボックスの剛雄、雨の中の学校など見どころ多い。日記とあああぁあぁの声は監督作だと知ると怖さが薄れる。


呪怨 劇場版」 
CMでほぼネタバレしている。シャワーの時首に手、布団の中から伽倻子、ベッドの横から俊雄、上から伽倻子、仏壇にひきずりこみなど。伽倻子の階段降りもあり。俊雄は白塗りに。あぁあああを聞きすぎて慣れる。呪いで殺される無関係の人多すぎ。

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「IT “それ”が見えたら終わり」2017
悪魔のようなピエロ、ペニーワイズと戦う子どもたちの冒険活劇。わりとグロ要素あり。神出鬼没のペニーワイズかバラエティ豊かな方法で脅かしてくるので退屈しない。棺桶から飛び出したり、小さい冷蔵庫から体をひねりながら出てきたり、ステージで謎のダンスをしたり。恐怖を与えようとするペニーワイズよりも、ガチで殺そうとしてくるいじめっ子の方が怖い。みんなで河原の石を投げていじめっ子と戦ったり、力を合わせてペニーワイズを倒したり青春っていいなと思える。


「IT(イット)」1990
ハイ、ジョージーから始まる嘘字幕動画、ペニーワイズがおすすめするシリーズの元ネタ。2017のジョージーはずっと怯えていてただただかわいそうなのだが、こちらのジョージーは生意気な感じがあっていい。ペニーワイズを放置して立ち去ろうとするところが最高。1990のペニーワイズは人間味があり、笑ったり怒ったり表情がよく変わるしよくしゃべる。グロさはないがペニーワイズが陽気なおじさんのように距離をつめてくるのが怖い。最終決戦はあっさり。

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エルム街の悪夢1984
夢の中で人々を襲う殺人鬼、フレディ・クルーガーのデビュー作。フレディは男は時間をかけずさっくり殺すのに、女は追いかけ回していたぶってからねっとり殺すので変態にみえる。つばの広い帽子に赤と緑のセーター、鉤つめに火傷でただれた顔のビジュアルは記憶に残る。血の量かなり多め。ベッドの中から天井までダイナミックに空間を使った殺人は必見。ナンシーが風呂の中でうたたねをした時に足の間から鉤つめをのばてし水の中に引きずりこむシーンはコントにつかわれたことがあるらしい。眠ることができずに精神的に追い詰められていくのがきつい。ナンシーがホームアローンばりの仕掛けでフレディを撃退するのはちょっとおもしろかった。ラストはどこまでが夢か現実かわからないという後味の悪い終わり方、まさにホラーという感じでよかった。


エルム街の悪夢2 フレディの復讐」1985 
シリーズ唯一の男主人公。眠ったら夢の中で殺されるという設定どこいった。フレディが主人公ジェシーの体を乗っ取ろうとするからか男ばかり殺すからか一部でゲイホラーと呼ばれているらしい。コーチの両腕に縄をまきつけてつるし上げ服を引き裂き尻をスパンキングしゆっくり近づいて止めをさすフレディ。あれ、趣味変わった?フレディに乗っ取られたジェシーが彼女のキスで元に戻るというのは意味不明。だがフレディの存在が同性愛への欲望を示しているなら理解できる。リサの胸に顔をうずめているときに出た吐き気を催しそうな灰色の太い舌は女性との性行為への嫌悪感で、リサのキスで異性愛への欲望に目覚め同性愛への欲望=フレディを消したと。


13日の金曜日」1980
ジェイソンという名前が有名なシリーズの第1作目。ホッケーマスクで怪力のジェイソンは登場しない。殺される人数は7人と多いのだが、恐怖を感じる間もなくサクサクだ。セックスしてる奴はさっさと殺されるがしてなくても普通に殺される。殺人鬼はジェイソンの母パメラ。戦闘力は低いのだが息子が溺れたのは監視員のせいだと逆恨みして大量殺人するのが怖い。ジェイソンは最後の方に坊主頭の子ども姿でちょこっと登場する。ジェイソンのこれからの活躍に期待。

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13日の金曜日PART2」1981
大人になったジェイソンが初めて活躍するシリーズの第2作目。1の惨劇の5年後という設定で冒頭は唯一の生き残りだったアリスの回想で振り返りができる。今回の犠牲者は9人。苦しむ暇もなくサクサク殺されていくので後味が悪くない。2のジェイソンは青のオーバーオールに白い布袋をかぶっており、痛がったり動揺したり人間味が強い。ジェイソンハウスにあるものを祀っている。ジェイソンに母パメラのような狂気的な怖さはなく、母親にほめられたいがために悪気なく殺戮をする大きな子どものように見えた。


13日の金曜日 PART3」1982  
まさかの3D。ここからジェイソンがホッケーマスクをかぶり始める。きっかけはメンバーを怖がらせるためにホッケーマスクをかぶっていたシェリーを殺したこと。ジェイソンが急に筋骨隆々の大男になるのはつっこみどころ。素手で頭を握りつぶして目玉をとび出させたり、車の窓を頭突きでわったり、首をつられても平気だったり。ジェイソンはあいかわらず男女平等に殺していくが、納屋の2階からクリスを見つめる顔は彼女に執着しているようでちょっと怖い。


13日の金曜日 完結編」1984 
完結編といいながら続編あり。冒頭で1~3を振り返り3でクリスに倒されたジェイソンの死体?を警察が回収するところから始まる。今回は最後に生き残った女子ではなく少年トミーがジェイソンにトドメをさす。トミーが指が動いたのを見て死ね死ねいいながらマチェーテでジェイソンを滅多切りにするシーンが一番怖い。ラストで姉のトリッシュとハグしているときのトミーの目が人が変わってしまったかのようでジェイソン二世になるかのような不穏な空気で終了。


チャイルド・プレイ」1988
チャイルド・プレイシリーズの第1作目。殺人鬼の魂が乗り移った人形チャッキーが暴れる。CGを使ってないのに人形が人間のように動いて見えるのがすごい。チャッキーの持ち主のアンディが超絶かわいい。早く逃げて。黒こげになって手足をバラバラに吹き飛ばされても止まることなく不屈の精神で迫るチャッキーが怖い。


チャイルド・プレイ2」1990
チャッキーが表情豊かで人間のように痛がるし、粘り強くアンディを狙っては叩きのめされるのでコメディ感強い。空気でパンパン姿かわいい。大人たちは相変わらず人形が動くことを信じないばかりにチャッキーにあっさり殺される。アンディは1で守ってくれた母親と離れて暮らしておりピンチかと思ったらカイルという心強い味方がいた。1では逃げ回っているだけだったアンディ自身もたくましく成長している。チャッキーにしてやったときの笑顔がいい。

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チャイルド・プレイ3」1991
2の9か月後に公開されたが設定は8年後。アンディ役を演じる俳優が変わった。16歳になって陸軍に入ったアンディを復活したチャッキーが追いかけていく。久しぶりの再会シーンはちょっとドラマチック。アンディのエロ本を見て大人になったなとつぶやくところは笑った。チャッキーは成長したアンディには敵わないので少年兵のタイラーの体を狙い、アンディはそれを阻止しようとする。チャッキーが怖いというより迷惑な親戚のおじさんみたいになってた。


ファイナル・デスティネーション」2000 
タイトルは直訳すると「最終目的地」または「終点」。シリーズの第1作目で主人公アレックスが飛行機が大爆発する夢を見て飛行機を降りたところから始まる。一緒に飛行機を降りた人たちが次々に死んでいくなか死神がもともと死ぬはずだった順に命を奪ってくいくというルールをつきとめる。アレックスは死の運命から逃げるだけでなく、飛行機事故を仕掛けたと疑うFBIからも逃げないといけないのがきつい。ラストは6か月後生き残ったと思っている3人のところに看板が落ちてくるというBADEND。


「ファイナルデッド・コースター」2006
ファイナル・デスティネーションシリーズの第3作目。登場人物たちが死のピタゴラスイッチによってどんどん死んでいく。最後に助かったと思っていた主人公たちも含めて誰も助からないエンド。交通事故より死ぬ可能性が少ないジェットコースターで事故にあうことが悲劇の始まり。日焼けマシンがトラウマになる。禁止されているところに飲み物を持って入ったらダメゼッタイ。ピタゴラ感が1番強いのは倉庫内のやつ。ある衝撃シーンで洗車用クロスを濡らして潰した音が使われている。


「ファイナルデッド・サーキット」2009
ファイナル・デスティネーションシリーズの第4作目で3D上映された。ベストDEATHは偏見男が車に引きずられて摩擦でオイルに火がつき焼死するやつ。美容室のシーンは危険がいっぱいであれがくるかそれがくるかとドキドキした。洗車機が暴走するシーンでは子どものころ迫ってくるブラシが怖かったのを思い出した。


エクソシスト」1973
ディレクターズカット版を視聴。悪魔祓いをするエクソシストの存在を知った映画。悪魔に取り憑かれた少女の演技がすごい。階段をブリッジで降りるの早すぎ、緑のゲロ吐きすぎ、首回りすぎ。悪魔の姿はチラ見せでサブリミナル効果をねらっている。1番の恐怖シーンは悪魔ではなく病院で脳の検査をするために首から造影剤を注射するところ。子どものころ神父はヒーローのような存在だと思っていたが今見てみると弱い人間らしい面もあった。主人公は少女ではなくカラス神父だと思った。

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