生協弁当の大根明太サラダだけが食べられない

1年ほど前から生協弁当を注文している。冷凍ではない、おかず8種類が入っているご飯なしのタイプ。平日の昼間に毎日1つ届く。不在のときは保冷剤と一緒に家の前の発泡スチロールの箱に入れておいてくれる。とはいっても仕事が終わって家に帰れるのは早くても19時すぎ。今は昼間はだいたい家にいてくれる同居人がいるからいいが、そうでなかったら傷むのが心配で注文しないだろう。冷蔵機能のある宅配ボックスが家の近くに設置されたらいいのだが。


そんな生協弁当であるが、味つけにはかなり満足している。1年間食べ続けてみて食べられなかったものはほとんどない。麻婆豆腐なのに味噌の味が強いとか、八宝菜のとろみが強すぎるとか、肉が少なすぎるとか不満がないわけではないが。


野菜の煮物とか炒め物とか味つけにバラエティがありながら全部おいしい。ごま油とかビーナッツとか梅とかカレー粉とかなめこを絶妙な配合で合わせている。弁当に毎回入っている魚には骨がなく魚自体の味もないのでたぶん冷凍物なのだが、西京焼きとかクリーム煮とかあんかけとか味つけが工夫されているのでおいしく食べられる。


小学生のとき給食で出てくるワカメの酢の物や大根のなますが大嫌いで、息を止めて無理やり飲み込んでいた。しかしなぜか生協弁当では食べられる。おそらく柑橘系の酢を使ってうまく味つけされているからだろう。モロヘイヤとかカリフラワーも嫌いだったが、この弁当に入っているものだと自然に食べられる。


1年間食べ続けた生協弁当で不味くて食べられず残したメニューは1つだけ、それか大根明太サラダである。千切りにした生の大根に明太子ソースをかけたシンプルなサラダ。それが自分には受け入れられなかった。もともと明太子があまり好きではないうえに、大根のなますに似た味がプラスされているからだろう。


それ以外にはなんの不満もない。味つけも濃すぎることはないし、揚げ物が少ないのも健康的な気がする。自炊したとしても毎日おかずを8種類作るのは不可能だし、夏だとコンロの前に立つのも嫌になる。料理が下手だがいろんなものを食べたい自分は生協弁当にとても助けられている。これからも末永く付き合っていきたい。