フォトウェディングの写真でフォトブックを作った

生まれて初めてフォトブックというものを作った。きっかけはフォトウェディングである。気に入った衣装とスタジオで撮影した素敵な写真データが手に入ったので、アルバムを作ろうと思って調べていた時にフォトブックの存在を知る。


アルバムもフォトブックも写真をまとめたものである。アルバムは印刷した写真を台紙に貼ったりポケットに入れたりしたもの、フォトブックは紙に直接写真データを印刷したものである。


プリンターでコピー用紙に写真を印刷すると線がぼやけたり元の写真データの色とズレがあったりするため、紙への直接印刷は画質の悪いイメージがあった。だからフォトブックにあまりいい印象を持っていなかった。


一般的に写真屋が写真を印刷する方法は銀塩プリントである。一方フォトブックの多くはインクジェットプリンターで印刷しており、それらの画質は銀塩プリントよりは劣ると言われている。だが銀塩プリントのフォトブックもあるし、それと同じくらい画質のいいドリームラボという印刷機を使ったフォトブックもあるという。


それにアルバムだと写真のサイズはLとか2Lとか決まったサイズにしかできないが、フォトブックだと1ページの範囲内であれば好きなサイズにすることができる。ページの中央の区切りが目立たないフルフラット(合紙綴じ)タイプにすれば、見開き1ページにどーんと写真を配置することもできる。逆に写真を小さくすれば1ページに大量の写真を入れることもできる。


写真を大きくプリントできるのはいいなと思って、B5サイズのフルフラットタイプでフォトブックを作ることに。銀塩プリントの業者と悩んだが、ページに光沢があるのと初回40%割引をしている点に惹かれてドリームラボの業者を選んだ。


業者を選んだらどのように写真を配置するかを注文前に決めなければならない。まずは写真を選ぶところから。似たような写真を並べて見比べながら、一番写りのいいものを選んでいく。


それが終わったら、業者のホームページからダウンロードしたソフトを使って写真を配置していく。選んだ写真がページの中にうまく収まるようにサイズを変えたりずらしたり。どうしても入れたい写真がページに入り切らなかったので、重ねるという荒技も使った。半日がかりの作業だった。最後に配置をもう一度見て金額を確認してから注文ボタンを押す。あとは完成を待つだけ。


できあがったフォトブックが届いたのは、ゴールデンウィークを挟んだせいもあり2週間後だった。チラシのような印刷になるのではないかと心配していたが、光沢もあり思っていたより写真のような画質で安心した。なにより自分で選んだベストショットの写真ばがりが入っているので見るのが楽しい。表紙にはスタジオの背景写真を使ったが、それもいい感じになっていてよかった。


そんなに普段は撮った写真を見直すことがないのだが、今回作成したフォトブックは何回も見返している。送料込みで3762円のフォトブックは、フォトウエディングのプランに入っていた13750円のアルバムの3分の1以下の値段だが、とてもいいものができて満足した。想像よりずっと楽しかったので、フォトウェディングとフォトブック作りをまた10年後くらいにやってもいいかと思っている。パートナーなしで一人でもいい。


結婚しない人や結婚したけどパートナーが写真を撮ることに乗り気じゃない人にも、フォトウエディングとフォトブック作りをおすすめしたい。需要があるのかちゃんとお1人様向けのプランがあるところもある。きれいな衣装を着てきれいな写真を撮るのは楽しいということがわかった。