求人募集で企業名を非公開にするって

最近求人を見ていると企業名がわからない求人が増えていることに気づいた。トップ画面にのっている企業名は求人を募集している企業名ではなく、転職エージェントや人材派遣会社の名前である。中には詳細情報を見ても、企業名を出していない求人もある。

 

なぜ企業名を公開しない求人があるのだろうか。どうしても疑り深くなってしまう。求人を募集することで、人手不足であることがわかるからだろうが。求人を出すことは事業が拡大していることをアピールすることになるのではないのか。

 

企業名がわからないと正確な勤務地もわからない。勤務地は仕事を探すときにかなり重要になる条件だ。勤務地が遠くなれば遠くなるほど負担が大きくなるため、多少給与が高くても引き合わない。そもそも企業名は企業の看板であるはずなのにそれを隠すということはなにかうしろ暗いところがあるのだろうと思ってしまう。

 

求人募集で企業名を非公開にすることは、婚活で相手が自分の仕事を隠すことくらい信用できない。就活も婚活も一緒にお金を稼いでいく相手を見つける作業だと考えている。いわば共同経営者を探すようなものだ。そのために必要な情報について隠すのはお互いのためにならないと思う。

 

求人ごとに違う人材会社に登録しないと応募できないのも面倒くさい。一つの人材会社で応募したい求人がいくつもあればよいが、そうでなければそのたびに書類を準備する必要がある。会社ごとに形式が違うのがさらに面倒くさい。

 

はてなブログでは退職エントリというものが流行っているらしい。既に転職先の決まっている人の報告だけでなく、転職先を探している人のアピール文もある。就活や転職活動をしている全ての人たちがブログをエントリーシートとして使えば、企業と個人お互いにミスマッチのない出会いができるのではないだろうか。