芸能人にはなりたくないけれど尊敬はしている

芸能人は自分には理解できない遠い世界の人たちだと思っていたが、社会人になって働くようになり見方が変わった。


子どものとき、芸能人は美味しいものを食べたり楽しく話したりするだけでお金か稼げるからうらやましいと思っていた。しかし芸能人になりたいと思ったことはなかった。目立ちたくないからだ。


まずテレビに出て、不特定多数の人に注目されるということが耐えられない。大勢の前で話すのも嫌だ。その上、気の利いたコメントやおもしろい発言を求められるなんてハードルが高すぎる。


芸能人は自分を商品として売りこむことができるのがすごい。サラリーマンは会社のサービスや商品を売り込むが、芸能人は自分自身を売り込む必要がある。


また1つのことだけをしている芸能人は少ない。アイドルから女優になったり、芸人から脚本を書いたり、いろんなことに貪欲に取り組んでいる。芸能活動だけでは稼げずアルバイトをしている人も多い。


例えば俳優として仮面ライダーカブト黒執事に出演していた水嶋ヒロは、今は実業家として活動しているらしい。他に自分で事務所を立ち上げたり、起業したりしている芸能人もいる。


バラエティ番組に出演するのも大変だ。1つの番組に出るためには毎回審査があるため、その番組に合わせて自分を売り込まなければならない。テレビで収入を得るためには、それをやり続けなければならないのだ。


そう考えると一度試験に通ってしまえば安定した仕事と収入を得られるサラリーマンは楽である。目立つことが好きでも、芸能人として働くために試験を受け続けないといけないのはしんどい。


社会人になった今でも芸能人になりたいとは思わないが、自分を売り込むところは尊敬できる。多数に好感度を与える方法とか、自分をよく魅せる方法とか尊敬できるところは取り入れていきたいと思う。