いつになったら手取りが15万を超えるのか

総選挙の結果が出た。政権交代することはなく自民党が引き続き与党ということに。自民党を応援していたわけではないが、岸田さんには期待している。特にがんばってほしいことは経済対策だ。


消費税減税はしないという話だったので、代わりに健康保険料、年金保険料、所得税、住民税を減税してほしい。なぜなら社会人になってから5年間手取りが全く増えていないから。収入は少しずつ増えているのにずっと15万の下のラインをキープしている。これは毎月の給料から引かれるものが増えているからだ。特に健康保険料と年金保険料の上がり方がひどい。このことがあまりニュースにならないのはなぜ。消費税のときはめちゃくちゃ話題になるのに。


ちなみに月給は5年間で8100円増えているが、健康保険料が1200円、厚生年金が2300円ほど増えているので手取りはプラス4600円くらい。親元にいるので生活には困っていないが、手取り15万以下では一人暮らしをするのはきつい。


賃金を引き上げたとしても手取りが増えなければ生活は楽にならない。賃金が上がればそれだけ引かれるものも上がる。健康保険料や年金保険料は企業と労働者で折半しているため、企業にとっては賃金を上げると保険料も多く払わなければならないというダブルパンチである。労働者にとっても保険料が高すぎて賃金が上がっても手取りが増えないためプラスにならない。


物価が上がっているので賃金を上げるというのはいいが、額面の収入ではなく手取りを増やすということを目標にしてほしい。あとは収入が多いからといって行政サービスが使えなくなるというのはやめてほしい。特に収入が多いからといって子育て世帯が高校無償化と子ども手当てを使えなくなることは問題である。収入が多い人は税金も保険料も多めに払っているんだから、サービスを受ける権利があるはずである。少子化を食い止めるためにも収入の多い家族にはもっと子どもを育ててもらえばいいと思う。収入を増やしてもなにもメリットがないなら収入を増やすためにもっと働こうとは思わない。


これからの政府には生活に必須な家賃や光熱費や通信費の低価格化やガソリン税などの税率を下げることによる経済の促進、土地の相続問題や空き家問題をなんとかしてほしい。選挙前だけじゃなくてこれからも情報を発信し続けて、日本をよりよい国にしてほしいと思う。