若くても年をとっても研究し続けていきたい

研究とは明らかになってないものを発見すること。また、未知のものを発見したり作り出したりすることだ。このブログでは自分が気になったことについて研究することを目標としている。


研究という言葉はなんとなくわくわくする響きがある。夏休みの自由研究や、未知の生物の研究、企業の研究開発部門などには心惹かれる。研究によって何かを突き詰めて調べ新しいものを生み出すことに魅力を感じるからかもしれない。


研究には世界を変える力があると信じている。ナイチンゲールを知っているだろうか。彼女はイギリスの看護婦であり戦地での傷病兵の死亡率を減らすことに貢献した人物である。ランプを持って夜回りをしたというエピソードから献身的な看護をした心やさしい人だというイメージを持っている人もいるだろう。しかし彼女の功績はそれだけではない。


ナイチンゲールは病院内の衛生面をしっかり管理することで死亡率が低くなることを示すレポートを作成し各委員会に提出した。そしてナイチンゲールの報告どおり病院内が衛生的に保たれるようになったことで兵舎病院での死者は激減した。研究によって多くの人の命が救われたのだ。


ナイチンゲールは研究によって今の看護師を作り出したともいえる。それまでにも看護婦はいたが、病院で病人の世話をする単なる召し使いとして見られていた。今の専門的知識が必要とされる看護師が生まれたのは彼女の研究のおかげである。


現代の医療は多くの研究を基にして行われている。例えばがんの治療では過去の研究を元に治る確率の高い手術、放射線、化学療法が選択されて行われている。この病気になったらこの薬を飲むようにと医師から言われるのも過去の研究の成果によるものだ。


研究は何もないところから新しい何かを生み出すものとは限らない。天才でも0から1を生み出すことは難しい。既知があってこそ未知のものを作ることができる。過去の経験を積み重ねてこそ研究によって新しいものを生み出すことができるのだ。過去の日本も海外の優れた技術を取り入れ、それをさらに改良することで大きく発展してきた。


自分も何か研究してみたいと思っても一般人が研究できることは限られている。論文も限られたものしか無料で見ることはできないし、研究する内容によっては莫大な費用がかかる。だが一人でも費用が限られていても研究できることはある。論文を検索して考察し、まとめるだけでも立派な研究になる。


研究とは未知のものに挑戦することでもある。未知のものに挑戦している人ほど年齢より若く見える。いつまでも内面が若々しくいられるように研究し続けていきたい。