敬老の日は日本で始まった祝日らしいよ

敬老の日」は9月の第3月曜日にある祝日である。この祝日は海外から伝わったものではなく日本で始まったものらしい。「老人の日」と呼ばれていたこともある。始まりには諸説あり、その一つにある村が年寄りの知恵を借りて村づくりをするために敬老会を始めた日→敬老の日という説がある。

 

日本には「年の功」や「としよりの知恵」という言葉がある。これらの言葉は昔の考え方や、過去の時代を生きてきた人を大切にしようという想いからきている。また日本には創業100年を超える企業が諸外国よりもかなり多くあるらしい。このことからも日本では古きよきものが大切にされているように感じる。

 

日本は世界からみて長寿の国でもある。2020年の日本の女性の平均寿命は87.74歳で世界1位、男性は81.64歳で世界2位だ。人間は年をとるとシワが増えて筋肉や骨や内臓が衰え記憶力も悪くなる。しかし年を重ねているからこそできることもある。戦争のこととか昔のことは当時生きていた人でないと語れない。父親と母親だけじゃなくじいちゃんばあちゃんとも関わることが子どもの成長につながることもある。

 

老害という言葉は若者を否定する高齢者に言うことが多いが、最近の若者は~という言葉に対抗して使われているような気がする。確かに昔のものが優れていると思い込んで新しいものを取り入れようとしない考え方はよくない。だが新しいものならなんでもいいと思い込むのも危険である。必ずしも古いものならいいというわけでもないし、新しいものならいいというわけでもない。100年以上続いている企業は昔からの伝統を活かしながらも、時代に合わせて新たな商品を生み出している。

 

今の高齢者は年金がたくさんもらえていいなと思うこともあるが、戦後の日本を復興させるために働いてきた環境は今と比べてはるかに過酷だっただろうと思う。じいちゃんばあちゃん世代は仕事を探す時に給料のことを聞いたら雇ってもらえなかったり、1週間に休みが1日しかなかったりしたらしいし。そんな時代を生きぬいて今の日本を作ってくくれた高齢者たちには感謝している。自分もこれからの子どもたちが幸せに暮らしていけるような社会を作っていきたいと思う。