地球温暖化はほんとうにやばいのか

地球温暖化とは地球の平均気温が長期的に上昇することである。一時期よく話題になっていた地球温暖化について最近はあまりいわれることがなくなってきたな、と思っていたら数日前にニュースやCMでとりあげられていた。

 

ニュースではアメリカ経済の成長を止めたくないので二酸化炭素の削減をしないと発言するトランプ大統領を責める意見を見た。CMでは島の住民がどこかの誰かのせいで住む場所がなくなっていると訴えているのを見た。それらは地球温暖化に対する危機感を煽ろうとしているようである。

 

現実問題として近年、豪雨などの異常気象は増えてきている。台風情報で「観測史上初」という言葉を耳にすることも珍しくなくなった。異常気象が増えてきているのは気温と海水温が高くなっていることが原因ではないかといわれている。気温と海水温が上がるのは地球温暖化しているからだ。

 

地球温暖化というとよく二酸化炭素が原因だと言われる。人間の活動によって二酸化炭素が急激に増加したから地球温暖化が起こるのだと。だが本当にそうだと断言できるのだろうか。地球温暖化の原因が二酸化炭素だけにあるというのはどうも怪しい。

 

地球温暖化の原因が二酸化炭素であることを正しいと主張する時によく使われるのが、気温の上昇と二酸化炭素の増加を示すグラフだ。一見すると二酸化炭素が増えたため、気温が上がっているように見える。だがこのグラフだけでは気温が上昇したため二酸化炭素が増えた可能性や、全く別の原因によって気温の上昇と二酸化炭素の増加が同時におこった可能性を排除することができない。そもそも地球は昔から寒冷化と温暖化を繰り返しており気温が上がるのは地球が今温暖化する時期に入っているからなのかもしれない。

 

だがある実験によって二酸化炭素が気温を上げることを証明した研究があるらしい。その研究とグラフがそろえば地球温暖化の原因が二酸化炭素だというのは正しいように思える。しかし最近の大気の測定結果では二酸化炭素は増えているのにも関わらず気温は下がっているらしい。これはいったいどういうことなのか。

 

かつて地球温暖化を正しいと主張していた某テレビ局ではシロクマが氷がなくなったため食べるものがなくなり共食いをしていると報道していた。しかし共食いするのはもともとのシロクマの習性であり地球温暖化は全く関係ない。南極の氷が溶けている映像もよく報道されていたが、あれは毎年氷が解けて融解する時期の映像を使っていたらしい。映像だけを見るとあたかも温暖化のせいで氷が溶けているかのように勘違いしてしまう。

 

このようにメディアは悪いことの原因が地球温暖化にあるかのように思わせて、危機感を煽っていたという実績がある。なぜそのような報道をしたのかは謎だが、それによってなんらかの経済的恩恵を受けるから報道しているという陰謀論もある。地球温暖化を正しいとする説はなんだか怪しい気がしてくる。

 

地球温暖化が正しいと主張する時によく使われているグラフが改ざんされていたという噂もある。いくら統計を正しく読むことができる人でもグラフが改ざんされていたら正しい答えを出すことはできない。

 

また改ざんされていなかったとしても気温の上昇を示すデータはここ何十年かのものである。昔とは測定技術も変わってきているし、何十億年もある地球の歴史から見れば人類が活動している期間などほんのひと時である。地球の歴史上での温度変化がどうなっているのか正確には誰にもわからない。

 

地球温暖化を正しいと主張する説も嘘だという説もどっちも怪しく聞こえる。まあどちらにせよ地球を過ごしやすい環境に保つために人間がなんらかの努力をしなければならないのは確かだろう。気温の上昇に対応できるのならそれでいいし、できないなら全力でそれを阻止する努力をしなくてはならない。世界中で二酸化炭素を減らす努力をしたところで気温は1,2度下がるだけという話もあるが、できるだけのことはしたいと思う。