合気道を全力でおすすめしてみる

ハイジョージィ合気道知ってる?Oh…けっこうおもしろいのに、試しにやってみようよ。「どうせ実戦では使えないんだろ、騙されんぞ」確かに実戦で使えるか微妙な技もあるが、うまく使いこなせば自分より体の大きな相手でも倒せるんだ。勝ち負けを決める武道ではないからチームメイトはみんな仲良しこよしだしかっこいいイメージあるからモテるよ、やろう!「おもしろそう、柔道やるわ」待てや!ほらこれが着たいんじゃないのか「袴!」Exactly袴を着たいなら一緒に合気道をやろうさあ!Oh…そんな嫌そうな顔するなよ、初心者でも丁寧に教えるし痛いことはしないからさ「ほんとに痛くないの?」えっ うん。合気道はいいぞジョージィ、深いんだ…そして極めるとこまで極めたらお前もはまるぞ。

ということでジョージィがおすすめされた合気道の魅力を全力で語ってみることにする。

 

まずはじめに合気道は武道の一つであり、相手から攻撃されることを想定した技である。基本的に自分から攻撃を仕掛けることはない護身術である。

 

技の練習をする時はあらかじめ投げの人と受けの人を決めておいてから稽古をする。受けの人が攻撃して、投げの人がそれをかわすなり制すなりしてから投げるまでが一連の流れだ。

 

そのため合気道に勝ち負けはではない。ちなみに合気道の大会は審査員の前で二人一組が技を披露し、その完成度を競う。

 

よく言われている実戦で使えるかどうか問題は正直人によるとしか言えない。何十年も続けている人の中には、急に攻撃された時に自然に技をかけられる人もいるそうだ。

 

学生の部活で数年間やっただけの自分は、そのレベルに達することはできなかった。しかし合気道を経験してとてもよかったと思っている。その理由は大きくわけて3つある。

 

1つ目は自分の身体の使い方がよくわかるようになることだ。合気道では足を広げて立つことで、基底面(足の間の床面積)を大きくとって身体を安定させる。そして指のつけ根に重心をおくことで、すばやく移動できるようにする。これは電車に立って乗っている時に役に立つ。足のつけ根に重心をおいて足を広げて立つことで電車が揺れても体が安定する。カメラの三脚は閉じているよりも広げた方が安定して倒れにくくなる、それと同じ原理だ。もし揺れが強くて倒れそうになっても足をすばやく移動させて体勢を立て直すこともできる。

 

2つ目は1対1ならなんとかできそうな自信がもてることだ。合気道には相手のさまざまな攻撃に対応できる技がある。武器をもった相手を素手で制する技もあるので、ナイフや棒状の武器を持っている敵に襲われても安心だ。まあ実際に武器を持っている相手を前にしたら驚いたり緊張したりして冷静に対応できるとは限らないので、距離をとって助けを求めたり走って逃げたりした方が賢明だろうが。まあそれはおいといてむかつく相手と戦ったときに絶対負けることはないとう心の余裕を持つことができる。

例えば理不尽に叱ってくる上司がいたときにいつでも葬れるという気持ちで接することができるのだ。この効果はなかなか大きい。むかつく相手を想像のなかで叩きのめすことで、表面上は冷静な社会人としてふるまうことができるというメリットがある。

 

3つ目はアニメやドラマで合気道っぽい動きを見た時にテンションが上がることだ。足をひいて半身ずらすだけで敵の攻撃を避けたり、手首と肘をもって抑え込んだりするのを見た時は「あ、これ合気道で見たやつだ」と進研ゼミ現象が起こる。アニメでは名探偵コナンの和葉、ドラマだと今日から俺はの赤坂理子が合気道をしている。また相棒などの刑事ドラマでは合気道のような動きも組み合わせて犯人を取り押さえていることがある。合気道をすればこのような作品をより楽しんで観賞することができる。

 

実戦で使えるようになるほどに極めることができなくても、日常生活の役に立つのが合気道だ。少しでも興味を持った人はやってみることをおすすめする。