自分はマスクを趣味でつけている

あなたはどうしてマスクをつけているの?そう聞かれたら趣味でつけていると答えるだろう。医学的には自分から他人に感染させないようにするためにマスクをつけるといわれている。自分が感染しないようにするためにマスクをつける意味はあまりないらしい。

 

だったら自覚症状がない人はつけなくていいんじゃないかと思うところではあるが、マスクをつけていると安心感が得られるというメリットがある。顔を半分以上隠すことができ人に表情を見られなくなるマスクはコミュ障にうってつけだ。目だけだとイケメンや美人に見えやすい。逆にマスクを外したときにがっかりされる危険性はあるが。

 

そんなくだらない理由でマスクを使うなといわれそうなので、保身のために今つけているマスクはインフルエンザ対策として半年以上前に買ったものだと主張しておく。だから現在の品薄に影響は与えていないはずだし、もしマスクがなくなっても家にある布マスクを使うので当分購入する気はない。

 

だから日本政府には全国民に布マスクを配るという対策はやめて、紙マスクの生産体制を整えるとか、失業した人に新しい職を紹介するとか他のことにお金を使ってほしいと思う。布マスクはあまり効果がないともいわれてるし。

 

感染症の怖いところはかかった人が別の人に感染させるところだ。感染症をゾンビに置き換えるとわかりやすい。ゾンビになった1人が2人をゾンビにするとゾンビが3人になり、3人が2人ずつゾンビにするとゾンビは6人になる。そして6人が12人、12人が24人と倍々にゾンビが増えていくといずれ街から人が消える。そしてそれが続いていくと全人類がゾンビになるのにそう長い時間はかからない。1日で倍になるなら1か月と数日くらいである。

 

感染症の怖いところは感染した被害者が加害者扱いされることでもある。自分も感染して苦しんでいるのにあいつからうつされたと恨まれるのはつらい。うつされた側の気持もわかるが悪いのはうつした人ではなくウイルスだ。ウイルス憎んで人を憎まず。それでも一人が大勢に感染させてはいけないので外出自粛を呼び掛けているのが最近の状況だ。

 

だが自分は思いっきりインドア派なのであまりストレスを感じていない。生活に影響があったのはお風呂代わりに通っていたスポーツジムが休みになったことくらい。毎日漫画を読みアニメやホラー映画を見て楽しく過ごしている。運動不足を解消するためにはたまに散歩やサイクリングをしている。先週は一人で山の方に自転車をこいで桜を見に行った。

 

自分はソロ活動が好きなおかげでストレスはないが、そうでない人はストレスが溜まっているだろう。学生が卒業旅行をするのは悪いことではなかったはずなのに、責められているのをみるとしんどい世の中に変わってしまったなあと思う。

 

コロナウイルスにかかっている奴は外に出るなというのなら、会社も強制的に休みにしてほしい。学校だけ休みにして大勢が集まる会社を休みにしないなんて矛盾している。だが電気やガス、食料品の販売など休みにすると生活に困ってしまう仕事もある。

 

今マスクを生産するメーカーは2交代を3交代にして24時間体制でマスクを増産しているらしい。生産すれば売れることは確実なためメーカーからすると今が稼ぎ時なのかもしれない。だが楽しみもないまま仕事だけが増えたマスクを生産するスタッフの体調が心配である。

 

リモートワークが勧められているがパソコンだけで完結する仕事ばかりではない。マスクの生産もその1つだ。感染症を防ぐための物を作っているスタッフが危険にさらされるのでは意味がない。病院で働くスタッフも仕事が増えて大変なうえに自らが感染する危険性もある。

 

今の自分にできるのはマスクをつけてしっかり手洗いをして笑って免疫力を高めておくことだけだ。マスクをつけていてもつけてなくても責められることのない世の中がくることを願う。