接客業は早くなくなったほうがいいと思う理由

接客業、それは客と直に接しておもてなしする職業のことである。おもてなしするというと高級ホテルやコース料理の出てくるレストランのスタッフを想像するが、スーパーやコンビニの店員も接客業である。


接客業は早くなくなったほうがいいと言ったが、これは接客業の人が嫌いだからではない。むしろ自分は接客業の人を尊敬している。なぜなら自分には続けられない仕事だからだ。


基本的に接客業は常に立っていなければならないうえにあまり移動もできない。これはかなりきつい。自分の場合は歩いていたら長時間立っていても平気なのだが、直立不動だとすぐ貧血になり耳鳴りがして視界が灰色になっていく。知り合いの看護師もスーパーのレジの仕事はじっと立っているのがつらくて無理と言っていたので、直立不動というのは見た目以上にしんどいものなのだろう。


だからといって接客業が座っていたらサボっているように見えるのか、壁にもたれていただけで客から態度が悪いと怒られることがあるし、物品整理する時に客から見えない場所で座っていても先輩から立ちなさいと注意される。自分が接客業をやっていたときはストレスが溜まりすぎて、いつも人目のないところで毒づいていた。


そんな接客業は労働条件が恵まれているわけでもない。特にスーパーやコンビニの店員は時給が安いのに覚えることが多く、対人業務によるストレスも多い。感染症が流行れば感染リスクにもさらされる。そんな仕事をしたいという人がたくさんいるとは思えない。


だから自分は接客業をなくしてしまい、代わりに人型ロボットやセルフレジに接客業の仕事をやってもらえばいいと思う。ホテルの受付はロボットが行っているところが既にあるし、個人で会計できるセルフレジもどんどん増えている。飲食店での注文も券売機かタブレットを使えば問題ない。


特に長時間の直立不動をしなければならない接客業はロボットにやってもらったほうがいい。ロボットなら24時間365日立ちっぱなしで仕事をするくらいはへっちゃらである。人間がやりたくない仕事やストレスの多い仕事はどんどん機械やロボットに任せられるようになっていけばいいと思う。