理不尽な校則に思いの丈をつづる

学校の校則には理不尽なものが多い。都会よりも田舎のほうが厳しいと聞く。校則があるのは学校のイメージをよくするためとか生徒の行いを正すためとかいろいろ大義名分があるらしい。だが髪型や服装に始まりカバンにつけるキーホルダーの数まで強制する必要はないのではなかろうか。


制服を着なければならないというのは別にかまわないが、制服の質が問題だ。フルセットで十万円もする制服は高すぎる。お金持ちが集まる私立の学校ならまだわかるが、よくある田舎の県立学校でもこのお値段。あるブランドと提携して作っているのにシャツは縫製が雑ですぐに糸が外れる。冬服のセーターはペラペラで防寒にならない。一足980円の靴下はすぐ指のところに穴があく。


質の悪い制服を高値で売りつけるなんて制服関連業者の陰謀としか思えない。みんなが買わなければならない制服で大金を払わせるなんてまるで悪徳業者じゃないか。このブランドの商品は一生買わないと心に誓った。


実際にあった理不尽な校則をあげてみる。


くつ下は学校指定の980円の白地に白糸の刺繍のくつ下だけ認める。他の似たデザインのくつ下は不可。

シャツの下に着る下着は白の無地しか認めない。ワンポイントでもあったら不可。

靴は白の運動靴しか認めない。白色でないロゴやマークやラインが1つでもついていたら白マジックで塗りつぶす必要がある。


どれだけ白にこだわっているのか。白か真面目で清純な証だとでも思っているのか。真っ白な下着や靴なんて売っている店のほうが少ないのにワンポイントでさえ許さないというのは狂気しか感じない。


学生の時どれだけ白いものを探すのに苦労したか。白地のものはたくさんあっても全て真っ白という物は意外とない。やっと見つけたと思ったら模様のあるものより値段が高かったりする。洗い替え用まで揃えたら出費がやばいので、1着だけ買って服装検査のあるときだけ着ていくようにしていた。


家計に負担を与えるような校則はあってはならない。必要以上に生徒を縛りつけたからといって何もいいことはないのだから。校則は人権侵害だからと全ての校則をなくしてしまうというのはどうかと思うが、理不尽な校則は1日も早くこの世から消え去ってほしいと思う。