「若いっていいわね」という人の気持ちがわかるようになった

自分が初めて働いた職場は自分以外が40才以上だったので「若いっていいわね」と言われることがよくあった。当時は就活で苦労していたこともあり、若いというだけでいいことなんかないのにと複雑な気持ちだったのだが、今になってそう言っていた人の気持ちが少しわかってきた。

 

若いことの最大のメリットは運動能力の高さと健康の維持しやすさである。

 

運動能力テストによると男女とも17歳ごろがピークでその後は緩やかに低下していく。40代後半からは著しく低下していくらしい。

 

スポーツ選手なら年齢が重要。有名なスポーツの世界大会で入賞するような選手なら子どもの時からやってる人がほとんど。サッカー選手なら20代が全盛期で30代はベテラン扱い、フィギュアスケート選手は10代から活躍し始め20代で引退する人が多い。

 

そこまで極めないにしても運動能力が高いのは若さのメリット。TVでたけし城を見たのだが回転する障害物の上を飛んで走り抜け唯一クリアしたのは高校生だった。ほぼ社会人の他の参加者と比べて体が軽く動きが速いように見えた。

 

自分が大学生の時の教育実習で小学生とドッジボールをした際に、全然ボールを避けられなくなっていたのに衰えを感じたことがある。自分が小学生の時は避けるのは得意でいつも最後の3人には残っていたのに。

 

健康診断では若い人ほどA判定、異常なしになる人が多い。血圧も血糖値も基準値以上で引っかかるのは年齢が高い人である。

 

自分も年をとって気になることが増えてきた。筋肉痛が遅れて来たり、白髪が増えたり、踵(かかと)が夏でもカサカサになったり。

 

50代の両親は目も耳も悪くなってきたと聞く。老眼と近視の悪化がダブルでくることもあるらしい。

 

80代の祖父母は腰が痛い、手の指が曲がったまま戻らない、入れ歯のせいで硬いものが食べられず味もわかりにくい。とか日常生活に影響大なことばかりである。

 

自分は若さによって運動と健康の面で恵まれているということがわかった。若いというメリットを活かして今しかできないことに挑戦していきたい。