エアロビクスは意外に難易度高い

エアロビクスとは体内に酸素を多量に取り入れながら音楽に合わせて踊るように体を動かす運動である。そういえば怪盗VS警察をテーマにしたスーパー戦隊シリーズのエアロビクス回が話題になっていた。もちろん自分も見た。

 

戦隊メンバーの一人が怪人に暗示をかけられてエアロビクスが修行になると思いこみ、道場入りしてエアロビクスをする話である。青や緑などカラフルなレオタードを着て真剣にエアロビクスをするのがシュール。というかエアロビクスにもいろいろあるのだが、絶妙におもしろい動きがチョイスされていた気がする。両手を横に広げたまま体を左右に振るとか、窓を拭くような動きとか。

 

エアロビクスといえばレオタードのイメージもある。洋画でレオタード姿でエアロビクスする女性の映像を男性がじっと見ているシーンがあったりするからかもしれない。だがエアロビクスをするためにレオタードを着る必要はない。動きやすい服ならなんでもOKだ。

 

そんなエアロビクスの教室に参加してみることにした。いつも参加しているような中高年の方々が多かった。始めは手を叩きながらステップを踏んだり膝を曲げ伸ばしたり単純な動きから。中盤に入ってくるとステップ、ターン、手の動きを組み合わせた一連の動きを繰り返していく。

 

とにかくターンが多いのがきつい。360度右に左にくるくる回転する。わりと空間を広く使ってターンするので、一人違う動きをすると隣の人とぶつかりそうになってしまう。ターンの途中で自分の現在地を見失わないように周りを見ながら必死についていっていた。

 

エアロビクスは左右対称の動きをする。右から始まる動きを一通りしたら、次は左から始まる動きを一通りというように。運動が得意な人ならこれを自然にできるのかもしれないが、自分はいちいち頭で理解しないと動けないタイプである。さっきは右足から出たから次は左というように脳をフル回転させたため運動量は大したことないのにけっこう疲れた。

 

エアロビクスには健康のために中高年がするものという印象を持っていた。あまり激しい動きはなく、かっこよさもないからだ。しかし本気でやると頭も体もしっかり使うのでかなりしんどいことがわかった。また機会があったらエアロビクスをやってみようと思う。