母の日を意識したことはないが母の日について語ってみる

5月の第2日曜日は母の日で、2019年は5月12日がそれにあたる。母の日は母に日頃の感謝を伝える日であるが、自分は今までの人生でこの日を意識したことがなかった。母の日だからといって特に何もしていなかったからだ。ニュースでもうすぐ母の日だということを知り、ググってみて初めて意識したところだ。

 

母の日は世界各国にあり、国によって違う月だったり、日付が決まっていたりする。日本と同じなのはアメリカ、中国やオーストラリアなどで母の日が5月の第2日曜日というのは一番メジャーなようだ。

 

母の日が始まったきっかけは国によって異なるが、オーストラリアでは母に感謝の思いを伝えたいと思った一人が、周囲の人を巻き込んで母たちに贈り物をしたことによって母の日に贈り物をする習慣が始まったらしい。周りの人の行動を変えられるようなパワーを持った人が一人いたことが、その何十年も後の世界に影響を与えているのは純粋にすごいと思う。

 

現在では母の日は商業化されてしまっているイメージがある。Google先生に「母の日」ときくとプレゼントの記事ばかり出てくる。スーパーでも母の日の売り出しをしている。それらを見て本来の母の日の意味を考えるとなんともいえない気分になる。

 

最近見たドラマでは母親について考えさせられた。『マルモのおきて』『母になる』『義母と娘のブルース』にはいろいろな母親が出てくる。血のつながりだけが母親ではないし、子どもを産まなくても母親になることはできると思った。

 

 

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若い世代で親と仲がよい人が増えていると何かの記事で読んだ。現在は少子化で夫婦の子どもの数は1人か2人がほとんどである。人口問題研究所の調査によると、半数を超える夫婦が2人の子どもを育てており、子どもが1人の夫婦も増えているそうだ。子どもの数が少ないと親が子ども1人に関われる時間は多くなる。1940年の4人兄弟が平均的だった時代よりは親と1人の子どもの関わる時間は増えているのではないだろうか。             

 

自分にとって母は貴重な存在であるし仲もよい。「クソババア」「うるさい」「嫌い」などといっても自分を気にかけてくれる人間は母しかいない。もちろん現実には子どもを愛してくれる母親ばかりではないことは知っているし、自分が恵まれた存在であることは自覚している。毎日ご飯を準備してくれ、仕事もして大学まで出させてくれた母には足を向けて寝られない。

 

人間どんなに健康な人でもいつ死ぬかは誰にも予測できないので、母にいつ突然会えなくなるかもわからない。普段、母に感謝の気持ちを伝えることのない人が母の日をきっかけにするのはとてもいいと思う。自分はたぶん母の日を覚えていられないので、母の日にこだわらず細かく感謝の気持ちを母に伝えていこうと思う。